２０年度の作品「はらぺこコンタ」

２０年度の作品

「はらぺこコンタ」
登場人物：コンタ（きつね）、ひよこ、ペンギン、ワニ、天使、猟師など

最初の舞台設定です。この両脇には黒Ｔ字があります。

中央の扉が開きコンタがＢＧＭに合わせ歌い踊りながら登場。
スズメが題名の旗をくわえて「はらぺこコンタ。はじまり～はじまり～」

いつもお腹を空かせているコンタ。
お腹が空いて目を回しているところに卵が転がってきました。

パクッと食べてしまいます。
味をしめたコンタは動物園へ卵を盗みに入ります。
ところが、動物園の動物に見つかってしまいました。
でも、盗んだ卵は離さず逃げ帰ってきました。

また、食べようとしますが、天使に「生きているのよ！温かいでしょう？」
と言われましたが、勘違いをしたコンタは「温めて育てて肉にすればいい！」
卵を温め始めます。

何日か過ぎ・・・
卵がヒナにかえりました。

喜んだコンタは「まずは黄色い肉だ！」と食べようとします。
また天使が飛んできて「ちょっと待ってコンタ！あなたが温めてかえした『ひよこ』よ！」

引き止められ、訳の分からないままヒナを育てる事にします。
大きくなって肉になるからです。
ある日、子供たちを育てるため魚釣りをしているコンタ。
釣れるものは、ペットボトル。

でも、頑張って魚を釣りあげ喜んでいたのもつかの間・・・
ひよこのピーちゃんが川でおぼれてしまいます。
「オレの黄色い肉が～！！」
必至で川に飛び込み助けようとするコンタ

なんとか「黄色い肉」と呼んでいるピーちゃんを助け上げ
気絶しているピーちゃんを食べようとして逃げられます。
ちょうど、そこへワニのにーくんと、ペンギンのぺんちゃんが現れたからです。
コンタは焦って「オレが助けてやったんだ」と言います。
ピーちゃんは「お父さんありがとう～」とお礼を言います。
にーくんもぺんちゃんも「父さんすごい、さすがだね～」と褒めます。

ある日の事。
子ども達は遊んでいて、かくれんぼをする事になりました。
父さんも一緒に誘おうということになりコンタを呼び出します。
仕方なく子ども達の、かくれんぼに付き合いますが最中に猟師の猟銃の音が聞こえてきます。
「人間達がオイラの毛皮を狙ってる」と逃げますが・・・
猟師が罠を仕掛けます。

のこのこ出てきたコンタは猟師の仕掛けた罠にかかってしまいました

子ども達が罠にかかったコンタを見つけます。
「どうしたらいいの？父さん？」
「葉っぱで隠してくれ～！！」
その後子ども達は猟師をかく乱しうまく追い払います。
子ども達に助けられたコンタ。子ども達をエサと思っていましたが、愛情が芽生えてきました。
「ありがとう～お前たち」


そこでコンタは「オレがあいつらの父さん」
自問自答して苦悩します。
そして、結論を出しました。
「あいつらを動物園へ返そう」
遠足に出かけると子供たちに言い動物園へと行きます。

子ども達が楽しんでいる様子を見てコンタは「元気でな・・・」と子ども達を置いて行きます。

迷子になってしまったと泣いている子ども達。
いつまでも泣いてばかりいてはいけない！とコンタを探す事にします。
「父さん～～～！どこなの～～～？」

一生懸命探してコンタに会う事ができました。
「父さん～～～！！」
「おまえたち！！」
思わず抱き合います

「やっぱり俺たちは家族なんだ」
「そうだよ～父さん！」

みんな、お互いに必要な家族なんだと確信しました
仲良く歌いだします

コンタは子ども達と仲良く暮らしました